第7代首相(1945〜)
ビエンチャン大学の教員、学者から政治家に転身。カムタイ内閣で労働・社会福祉大臣、
ブンニャン内閣で副首相、ブアソーン・ブッパーヴァン内閣の副首相兼外務大臣、トーン
シン内閣副首相兼外務大臣でもを歴任。経済開放政策を推進した。また外務大臣としては
前任者が親中国路線であったのに対し、トーンルンは「よくバランスがとれた外交政策」
を展開。2016年に第7代首相に就任。ブンニャン=トーンルン体制で政権を採る。2020
年、中国人観光客が1月26日から30日までラオスを旅行し,中国帰国後に新型コロナウイ
ルス感染が確認された。その後、ラオスに感染者は出ていない。3月16日、入国者の隔離
を発表。3月18日、出入国の閉鎖。大勢の人が参加する行事、伝統行事、トレードフェア、
スポーツ大会、結婚式及びラオス正月を祝う各種行事の中止。ナイトクラブ、カラオケ及
びマッサージ店は営業停止。学校の休校。5月4日より県内の外出、通常出勤、レストラン
等店舗の営業再開。5月18日より学校の一部再開、外国人の帰国が認められる。6月2日よ
りスポーツ競技の開催が再開。7月29日、首相府は、3か月に渡って新規感染を防いだこと
により、社会、経済セクター、経営者、投資事業、工場等は、新しい生活条件の下でほぼ
平常どおりの生活・操業を再開したと発表。9月23日時点、感染者23人、死亡者0人。
その後、感染は緩やかな上下を続けた。2021年、インド発祥のデルタ株がアジアに蔓延し
7月ごろからラオスでも増え続け、11月に日に1400人を超える感染拡大が進む。